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​企業法務

【コーポレート・ガバナンス】

 コンプライアンスと同様に、新聞などのメディア報道で、よく見かける用語です。

 今度はこれについて、解説してみましょう。

 

 コーポレート・ガバナンスとは、企業の不正な行為を防止し、競争力や収益力などを強化し、総合的に業績の向上を図る仕組みを構築することを意味し、「企業統治」と訳されたりもします。

 

 この企業を適正に管理する仕組を構築することは、大企業ばかりではなく中小企業にとって重要な課題であるといえます。

 

 経営者の目の届かない物事があり、思いも掛けない落とし穴には嵌ってしまったという経験はありませんか?

 例えば、営業担当者が、取引先に対して誇大な話をして契約を結んできた結果、「フォローが大変で、結局は損失を被ってしまった。」ということはありませんか?

 従業員に対する労務管理は、適切になされていますか?

 セクハラやパワハラなどのハラスメント(いじめ・いやがらせ)対策は十分ですか?

 

 トラブルや問題が表面化すると、高額な損害賠償責任を負担し、行政指導を受けることになるだけでなく、企業の社会的信用の低下や従業員の会社への帰属意識の低下・勤労意欲の喪失など、悪影響の波紋は広がります。

 就業規則を作成して労働基準監督署に届出てさえいれば大丈夫というわけではなく、継続的に研修を実施するなど、実際にその規則が機能するような仕組みを準備しておかなければなりません。

 

 つまり、「転ばぬ先の杖」として、コーポレート・ガバナンスを実践し、企業の仕組みをしっかりと構築しておくことが、とても大切なのです。

 

 当事務所では、コーポレート・ガバナンスについて、ご相談を承っております。

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